Chira Chiara|キーラキアーラ

ハーバリウムは火気厳禁:火炎瓶にしないために気を付けることって?

ワークショップ|2019/01/17 posted.

ハーバリウム制作のワークショップを開催中。
大阪キーラキアーラです、こんにちは!

少し前にハーバリウム火炎瓶になる」というツイートがバズッたのを見かけて、それはちょっとアレだけどでもワクワクするのは分かる…って感心していたのですが、ぼちぼちハーバリウム火炎瓶にしないお話をしておきたいなぁと思います。

Q.ハーバリウムオイル燃えるのか?

A. 燃えます
身も蓋もない話しですが、可燃性なので燃えます。

だからといって「危ないやん」としてしまうのは、ちょっとお待ちください!

ハーバリウムはいつ燃える?
ハーバリウムに使用されるオイルにも、種類がいろいろありますので、ここでは当店で使用しているオイルについてのみ述べることとします。

キーラキアーラで使用しているオイルは、流動パラフィン
よくミネラルオイルという名前で紹介される物質で、石油からできています。無味・無臭・無色、化学的に安定していて、熱や光で変質しにくい無毒な物質です。ベビーオイルワセリンもこの仲間。

キーラキアーラでは、流動パラフィンを使っています。
メイプルシロップくらいのとろみのやつです。

同じ流動パラフィンにも、じつはいろいろと違いがあります
当店で使用している流動パラフィン消防法でいうところの「指定可燃物(可燃性液体類)」ですので、身近な危険物の区分としては、一般的に流通しているサラダ油てんぷら油のお仲間になります。
つまりキーラキアーラで使用しているオイルの危険度は、だいたい食用油と同じくらいというわけです。

※ご注意※
同じ粘度の流動パラフィンであっても、危険物に該当するオイルもあります。
その場合は必要な取り扱いが変わることがありますので、ご自身でご購入される場合には、個別に性質をお調べいただくことをオススメします。

引火点と発火点

ハーバリウムオイルについて調べていると、よく見かける引火点発火点についても、いちおう触れておこうと思います。
引火点」というのは、火を近づけたときに燃え始める温度のこと。その温度まで油を熱した場合には着火しますが、裏を返せば常温では燃えないということになります。

ちなみに日清さんのホームページによると、食用油の引火点は316℃。天ぷらがカラッと揚がるのは180℃だとのこと。
逆に燃料として利用されるガソリンなんかは、引火点が-40℃ととても低いので、火を近づけるとわっと燃え始めます。

なお、引火点を過ぎてもさらに加熱された場合、油は火の気がなくても燃え始める温度である「発火点に達します。
火を止めたはずのフライパンが、余熱で急に発火することもあるので、揚げ物を作るときには要注意。

もちろんハーバリウムは過熱禁止です。
万が一、火事などが発生した場合には、すぐにキッチンやハーバリウムから離れて、安全な場所に避難してください。

直射日光がNGなわけ

火をめぐる問題で、ハーバリウムと切り離せないのが「太陽光」です。
自然光に透かすのが、最も美しい鑑賞法のひとつなのですが、ここにはひとつ大きな注意点があります。
それが収れん火災」への警戒です。

小学生のとき、光の屈折についての授業がありましたよね。
虫メガネでお日様の光を集めて、紙に焦げを作った思い出のある方も多いのではないでしょうか?
あれと同じ要領で、とくにカーブしたシルエットのボトルを使用したハーバリウムが、レンズの働きで強すぎる太陽光を一点に集めてしまい、そこから火災が発生する可能性があります。

太陽の強い季節には、ハーバリウムを窓辺に置きっぱなしにしないことが必要です。

室内光だけでも十分に堪能することのできるインテリアですし、直射日光ハーバリウムの劣化を速めてしまうので、陽光に透かして楽しむのは気分転換のときに限定するのも、特別感が高まるのでオススメです。

ハーバリウム初挑戦
ワークショップに参加するのがスマート
趣味としてハーバリウムを楽しむ人も増えてきましたが、初めてならば体験講座でのチャレンジがおすすめ

初期費用が必要ない
ワークショップで制作すれば、一番たいへんな道具・資材集めの必要ありません。

花材のクセを質問できる
透き通ったり、ほんのり色が変わったり、オイルを入れたときの花材の変身は、ハーバリウムの魅力の一つ。
でもイメージ通りのデザインで制作したいですよね。
そういうときには、花材の変化の傾向を知っている講師のアドバイスが嬉しいものです。

・時間がかからない
必要な花を集めて歩いたり、場所を作るために掃除したり、そんな手間を省いて1コマ完結のレッスンでサクッと挑戦できちゃいます。

当店キーラキアーラワークショップは、ハーバリウムに入れてみたいアイテムの持ち込みもOKですので、これを使いたいという花材・素材をお持ちならば、当店がご用意する資材を組み合わせて制作していただくことも可能です。

体験ワークショップのメリットをもっと知りたい方は、こちらのリンクから
⇒大阪でハーバリウムの体験講座にトライした話

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皆さまのご連絡を、心よりお待ちしております♪

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