Chira Chiara|キーラキアーラ

「ハーバリウム」言い間違いNG集

ワークショップ|2021/01/14 posted.
ハーバリウム言い間違いNG集めトップ

大阪天満橋からこんにちは。
ハーバリウム制作体験ワークショップ人気キーラキアーラです。

当店がオープンした頃には、まだまだ観賞用植物標本ハーバリウムという言葉そのものの知名度も高くなかったので、ハーバリウムってなに?」という説明記事をそもそも論から書き起こしたものでした……懐かしいですね。
最近ではハーバリウムも、ちょっとオシャレなスポットへ行けば、うろうろ歩いているだけで一度くらいは見かけるほどの、お馴染みインテリア用品となりました。

ところがツイッターを観察しておりますと(※市場調査です)、どうやら「あれね、花の入ってるやつというイメージは定着しているものの、どうしてもハーバリウムという単語を思い出せない人は多いご様子。

今回はハーバリウムを思い出せない皆さまが、いったいどんな単語で「アレ」を表現しているのかをご紹介して、ほっこりしていこうと思います。

1.不動の一位は「バーバリウム

ハーバリウムというのは「植物(herb)」と「~のあるところ(~arium)」という2つの要素から成る単語でして、もともとは植物標本庫」という意味です。
分解して覚えてしまうとハーブのあるところ、ハーバリウムと簡単なのですが、正直なところ耳慣れないカタカナが並んでいるのを見ただけでは、ほかの言葉と取り違えちゃいがちですよね。

まず最もよく見かけるうろ覚え代替単語を挙げますと、第一位はぶっちぎりでバーバリウムです。
日本語としては濁点(゛)があるかないかの違いなので、そりゃ~そうなりますよね~と思います。
自分で「なんか違う……あ!」と気付かれた方が、冗談交じりに「バーバリウムっていうのは、バーバリアン(barbarian/野蛮人)のいる場所(~arium)」という意味で……」などと、解釈を付けてくださっているのを見かけたときには、うふふっと笑顔にさせていただきました。
定期的に「バーバリウム」で検索をかける(※市場調査です)のは、いつもちょっと楽しみです。

2.の近い別単語のパターン

次にあるあるなのは、聞いたことのある別単語が頭から離れなくなるパターン。
これは「あれなんだっけ、花の入ってる……○○じゃなくて……」と、この単語じゃないのは分かっているのに、これしか思い浮かばなくなっている状態で困惑されているのをお見掛けすることが多いように思われます。

バーフバリ
このパターンで最も多いのは「バーフバリ」。

公式サイトへのリンクは2021年1月24日時点

超大作として知られる超有名なインド映画作品の「バーフバリ」ですね、王を称えよ!
ハーバリウムを思い出せないバーフバリファンの皆さまのおかげで、このブログを書いている当店スタッフのひとりも、めでたくマヒシュマティ王国への入国を果たしました。
爽快感がクセになるオススメの映画です。

バリウム
次点で「バリウム」。
胃の検査でおなじみのアレです。

ここから先は見かける頻度が落ちてくるのですが、ちらほらと現れる「バーバパパ」と「バウムクーヘン」。

バーバパパ
フランス生まれのバーバパパは、有名な絵本シリーズの主人公

絵本ナビさんへのリンクは2021年1月時点

大きくてふわふわでピンク色のバーバパパは、フランス語で「お父さんのヒゲ」という意味なんですが、同時に「わたがし」のことも指す言葉です。伸縮自在でどんな形にもなれる、不思議なからだを持ったバーバパパと、その家族や友だちの物語は、小さい子にはもちろん、なにかと気苦労の多いおとなにだってオススメです。

バウムクーヘン
ドイツ菓子として知られる「バウムクーヘン」といえば、木の年輪みたいな模様のかわいい焼き菓子。
日本国内の生産地としては、当店のある大阪からのアクセスもいい神戸が有名ですが、もはや定番のお菓子として全国で愛されているので、解説なんて要りませんよね。

3.特徴は覚えているパターン

現在、日本で一般的に「ハーバリウム」と呼ばれているインテリア用品は、ガラスの瓶に光を集めるように開発されたオイルと花材を閉じ込めたものです。
本当のところは、当店でもワークショップ資格講座を開催しているクリスタル・アートリウムなどの「固めるハーバリウム」や、店頭販売などで取り扱っている乾燥したままの花材をそのまま使う、もっと素朴な観賞用標本などもあるのですが、詳しいところは置いておきましょう。
とにかくハーバリウムというのは、ガラスの瓶+透明度の高いオイル+さまざまな花材でできています。

おしゃれな火炎瓶
花の油漬け
ハーバリウムオイルを使用することを覚えていらっしゃる場合、高確率ででてくる表現はコチラの2つ。
特に「おしゃれな火炎瓶」はツイッターで流行したことがある表現らしく、どこかで見かけた表現を思い出して「あれ……前に誰かがオシャレな火炎瓶って言ってたやつなんだっけ……」と頭を悩ませていらっしゃったり、あとは「いざとなったときにパワハラ上司を燃やすため、職場の机に置くオシャレな火炎瓶が欲しい」などの戦闘的な表現も目立つようです。
言わずもがなのことですが、ハーバリウムは火気厳禁
できるだけ燃えにくいように、着火点を高くすべく改良されているのがハーバリウムオイルですので、開発の方々の想いを無下になさらず、安心安全にハーバリウムをお楽しみいただければと思います

花が浮いてるビン
花のホルマリン漬け

こちらはビジュアルだけ覚えているパターンですね。
花の入ったボトルのなかを、なにか液体が満たしていることは知っているけれど、それが水なのか何なのかはよく分からないと、こんな感じの表現になるようです。

三菱ケミカル株式会社さんのホームページから引用させていただきますと、なんとなく小学校の理科室で見たことがあるような気がする「ホルマリン標本」のホルマリンとは〈ホルムアルデヒドの水溶液で、無色透明・刺激臭のある液体です〉とのこと。
ホルムアルデヒドといえば、シックハウス症候群の原因としても知られる毒物です。

もちろん、ハーバリウムにホルマリンは使いません
ハーバリウムに使われているのは、安定性が高く非危険物に区分されているオイルです。

ちなみに、ハーバリウムを足すと、なかの花材が腐ったりカビたりしてしまうので、お気を付けください。
かつて流行したことのある水中花というものは、ハーバリウムとは別ものです。
ハーバリウムには火気厳禁ですが、ハーバリウムの制作時には水気も厳禁です。
さらに言えば、花材などの保管の際にも水気や汚れは厳禁です。

せっかくそろえた道具が湿気たりカビたりしないように気を付けて、場所を選び様子をチェックして……という具合に手間がかかるので、ハーバリウムを作るまでの準備って面倒くさいんですよね……。これは宣伝なのですが、そうした準備や後片付けにかかわる厄介ごとはすべて片づけておきますので、よろしければ当店のハーバリウム制作ワークショップの利用をご検討ください

4.当店でよく耳にする言い間違い

最期にご紹介するのは、当店でよくある言い間違いあるあるです。

・ハーバリューム
・ハーバリュウム
どちらも非常に惜しいですね!
当店は完全予約制ですので、ご来店前に必ずお客さまとのメールでのやり取りが発生するのですが、その時にちらほらと見受けられるみたいです。
つまり、皆さまよくお間違えになっているので、当店の方も慣れておりますし、ハーバリウムに関してあやふやな部分を明らかにするのもお仕事のうちと心得ております。ぜひ身構えることなく、お気軽にご連絡くださいね。

ちなみに上記ハーバリュームハーバリュウムの2つは、ハーバリウムという単語を耳で聞いて覚えられたんじゃないかな~というのが講師の予想。
身近なところに花に親しまれている方がいらっしゃるような感じがして、ハーバリウム業界の者としては非常に好印象だなって思いました。

完全予約制少人数レッスン
大阪ハーバリウムを作るなら
Chira Chiara(キーラキアーラ)で!!

当店キーラキアーラは、大阪メトロ梅田から2駅の天満橋にて、ハーバリウムを中心とした体験レッスンをご用意しております。
現在(2021年1月時点)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、新規レッスンの受付を中止しておりますが、やがてお出かけを楽しめる状況が戻ったときのため、お客さまをお迎えする準備をして、楽しくお待ち申し上げております。

鑑賞用植物標本「ハーバリウム」が、皆さまの生活を楽しく彩りますように!
ハーバリウムがご入用になりましたら、ぜひ当店キーラキアーラをご利用くださいね。

【大阪】ハーバリウムを作れるお店《1本/税別2,000円~》制作体験・ワークショップ

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