【入院中&退院後】お見舞いの花にハーバリウムがおすすめな理由
椎間板ヘルニアで入院したことのある、キーラキアーラのスタッフこけちゃんです。
夜間に救急車で運ばれて、急にスタートした入院生活。お見舞いに来てくれる家族や友人が、どれほど嬉しかったかは忘れがたいものなのですが、人の情けの有り難さと同じくらい身に染みたのが、ベットの上での退屈さ!
ぼんやりする頭では読書も捗らず、空しか見えない窓をぼーっと眺めて「せめて花くらいあったらなぁ」と思った実体験から、お見舞いには花を持っていくことを強くオススメしたいと思います!
ですが、どんな花を持ち込むのかが大問題。
今回は病院に持っていく花を選ぶときの注意点を整理してから、観賞用植物標本ハーバリウムがお見舞い/退院祝いの花に向いている理由を説明したいと思います。
お見舞いの花選びにはマナーがある
入院中、心細い思いを抱えている人に持っていく花を選ぶわけですから、お見舞いの花を選ぶには相応の心遣いが必要になってきます。
◎ お見舞いに生花は避けるべき
フレッシュな生の花は日々の潤いですが、いくつかの理由によって病院側から持ち込みを禁止されている場合があります。
花そのものから出る花粉は、花粉アレルギーを引き起こす可能性がありますし、花瓶が必要な切り花は、患者さんが自分で水をかえるなどの手入れをできない場合が多く、さらに生花に付着する土や水で雑菌が繁殖し、感染症のリスクを高める可能性があります。
また、ユリやバラなどの花が持つ強い香りは、デリケートになっている入院中の人にとって、迷惑になってしまうことも考えられます。
◎ 縁起が悪いとされている花
渡す相手が験担ぎを気にしないタイプだとしても、身体と一緒に心も弱ってしまっているかも知れません。万が一にもよくない刺激を与えないように、有名なNGポイントくらいは押さえておく方が安心でしょう。
– 根がある状態の花
鉢植えや水耕栽培など根っこがある状態の花は、根が付く⇒寝付くの語呂合わせから、お見舞い用としては嫌われます。先にも述べた通り、そもそも生花は病院向きではないので、避けた方がいいでしょう。
- 名前の語呂合わせやイメージが問題の花
・シクラメン:「死」と「苦」の音が入っている
・菊:お葬式の花の定番
・椿:ぽとっと花が落ちるので縁起が悪い
・赤い花:血の色はチョット…
◎ プリザーブドフラワーの注意点
この頃インテリア用ブーケの素材などとして注目を集めているのが、本物の花を加工して作られる花材プリザーブドフラワー。お見舞いにも向いていると言われているのですが、若干の注意点が考えられます。
加工の過程である程度までは花粉も落ちているのですが、意図的に花粉が除去されているわけではありません。さらに乾燥した植物は壊れやすく、つぼみの部分などが壊れた場合には、中に残っている花粉が出てくることが予想されます。退院や転室などで荷物を動かすときに、壊してしまわないように注意が必要になるのも留意点です。
また、繊細なブーケを壊すことなくホコリを払うのって、入院中にはちょっと大変。ガラスのドームをかぶせておくなどの対策もありますが、荷物が増えてしまうのは考えものです。
入院生活とハーバリウムは相性がいい
これでは「花、ダメじゃん」と諦めてしまいたくなりますが、ここでオススメしたいのが観賞用植物標本のハーバリウム。上でご紹介したプリザーブドフラワーを中心とした花材を、光を集める専用オイルといっしょにガラスのボトルに閉じ込めるハーバリウムは、実は理想のお見舞い用ブーケの素質があるんです。
◎ 本物の花と光のアート
ハーバリウムに使われる主な素材は、本物の花を乾燥させて作るプリザーブドフラワー。そこに光を集めるオイルが加わると、幻想的なみずみずしい世界が生み出されます。
さらに入院患者に嬉しいのは、動きを楽しめるところ。暇なときには手に取って、花と気泡がオイルのなかで揺らめくのを楽しめます。
◎ ハーバリウムは気づかい要らず
すべてがガラスの向こうのハーバリウムからは、花粉が飛ぶこともありませんし、香りもありません。細かいところにホコリが溜まることもないから、手入れすらも要りません。十分な強度のあるボトルさえ選べば、ポケットの中に入れて退院してしまうこともできます。
ハーバリウムは数年に渡って楽しめるので、部屋に飾れば退院してからも「気にかけてもらった」のだという実感が心を温めてくれちゃいます。
◎ 花の種類と色のバリエーション
花をボトルのなかにレイアウトしなくてはいけないので、お見舞いにはNGとされている花の多くは、ハーバリウムの素材として使用されません。
また生花をプリザーブドフラワーに加工する過程で着色が施されるため、ハーバリウムに使用される花材は色のバリエーションが多く、特定の色でグラデーションを作ることや、特定の色を避けたデザインを作ることが得意です。
△ お見舞いハーバリウムのアジサイ
験担ぎのNGが多いお見舞いの花ルールですが、ハーバリウムの主な花材でコードに引っかかる可能性があるのは、アジサイくらいでしょうか。アジサイは色の移り変わる性質や花言葉、よく咲いている場所、花びらの数などが嫌われて、お見舞いには向かないと言われることもあります。
花材のアジサイはとりどりに彩色されて、もはや色が移ろうこともありませんし、たいていはフンワリとたっぷり使われるので、わざわざ4枚の花びらを数えて気にすることもなさそうですが、ハーバリウムにはよく使用される花材なので、避けたい場合には注意が必要です。
ハーバリウムをオーダーメイド
せっかく「あなたを大事に想ってますよ」という気持ちを込めるなら、相手に合わせて作ったものを贈りたいと思うのが人情というもの。
そういうときにご利用いただきたいのが、キーラキアーラのオーダーメイド・ハーバリウムのサービスです。
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ひとつひとつ手で作るハーバリウムですから、どうせなら持ち主にしっくりくるものを、ハーバリウムのコーディネーターに注文してみたくはないですか?
大阪天満橋でひっそりと営業中のセレクトショップChira Chiara(キーラキアーラ)では、自分で作るハーバリウムのワークショップを開催するとともに、ハーバリウムの受注制作も承っております。
ボトルの大きさや使用する花材などが決まってから、価格の見積もりを出すという流れになりますので、まずはお気軽にご相談くださいね!
● 受講目安時間:60~120分程度
● 料金/お一人様:小ボトル/税別2,000円~
(瓶のサイズによって料金は異なります)
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