ライトひとつでハーバリウムは夜こそ愉しめる
朝は慌ただしい
お昼は仕事してる
ハーバリウムは夜に眺める
大阪天満橋からこんばんは!
ハーバリウムの制作ワークショップが大人気のキーラキアーラです。
当店キーラキアーラのアカウントをInstagramやTwitterでチェックしてくださっている、お馴染みのフォロワーの皆さまにとっては、ハーバリウムといえば窓辺やお部屋の照明から降り注ぐ、なにげない光に透かして楽しむインテリアというイメージが強いのではないでしょうか。
植物の姿をありのままに保存し、観賞するために作られた植物標本というルーツにロマンを感じていることから、当店キーラキアーラが投稿する画像は、どうも花材の持つ印象をキャッチしやすい光を選んで撮ったものが多くなりがちなようです。
ですがハーバリウムとライティングの相乗効果は、皆さまご存知の通り。
専用ライトがどこででも安価に入手していただけるようになったことから、今回はハーバリウムのライティングについて書いていこうと思います!
透ける花材で光を楽しむ
透けない花材で影を楽しむ
ハーバリウムの魅力は、花材の魅力。
どんな花をどのように使うかによって、ひとつひとつのボトルに個性が出ます。
どんな風に光を通すかも、個性のひとつ。
光をたっぷりと通したいなら、光を集めるオイルが満たす空間をたっぷりとったデザインや、ふわふわとしていて淡い色の花材を多めに使ったデザインがオススメです。
淡い色のアジサイなどに代表される透け感のある花材は、ふんわりと光を含むので柔らかなイメージに。
小さな花がカワイイと評判のカスミソウですが、光の透過という点がから見たときに注目したいのは、むしろ茎や枝のほう。張り巡らされた茎や枝が、まるで柱や梁のような働きをして、ふわっと重なりたがる花材のあいだに光の通り道を残してくれます。
なにげなく花を投げ入れたような一輪挿し風のデザインは、作ろうと思うとなかなかの曲者。
浮き上がってしまったり、狙った位置からズレてしまったりするので、花材の周りに大きな空間のできる一輪挿しは、ハーバリウムとしてはかなり繊細な部類なんです。
ここまでは「どんな風に光を通すか」に重点を置いてお話を進めてきましたが、ハーバリウムと光の関係で忘れてはならないのは、スパイスやドライフルーツなどの影を落とすタイプの花材も同じです。
当店ではシナモンやトウガラシなどのスパイスや、オレンジやリンゴなどのドライフルーツも、自由にご利用いただける花材としてご用意しております。
こうした光を通さない、もしくは光を通しにくい花材は、デザインの印象をぴりりと引き締める影を落としてくれます。すると、自然な光のなかに置いたときと、ライティングではっきりとした光をあてたときとで、イメージががらりと変わるようなことも起こります。ハーバリウムのおもしろいところですね。
直射日光のなかに放置はNG
ハーバリウムを火炎瓶にしないために
うっかりさんにはライティングがオススメ
せっかく手に入れたハーバリウム。
めいいっぱいキラキラ感を楽しみたいと思って、光のいっぱい入るように、窓辺の日当たりがいいところに飾ってるの……という方を、たまにSNSでお見掛けすることがあるのですが、ハーバリウムに直射日光はNGです。
直射日光に含まれる紫外線は、ハーバリウムに使われている花材の劣化を早め、色あせを引き起こします。さらに、虫メガネで太陽の光を集めて火をおこすことができるのと同じ原理で、光を集めるハーバリウムのオイルは収れん火災の原因となる危険性を帯びています。
料理に使うサラダ油やオリーブオイル、またガラスのオブジェやネコ避けのペットボトルも、危険度でいえば同じようなものですが、気を付けるに越したことはありません。
では、どう気を付ければいいのか。
過度な光のなかにハーバリウムを置きっぱなしにしなければいいわけです。
ハーバリウムは直射日光の当たらない机の上に置いておいて、癒されたいときに専用ライトの上に乗せてスイッチをON。
柔らかく輝くハーバリウムを間接照明風のルームライトとして楽しんで、気を付けていられないお昼間にはスイッチを切っておけば、不在の間にお日さまの光を浴びすぎて、知らない間にハーバリウムが事故を起こすことはありません。
注意していただきたいのは、専用のライトをオススメしているという点。
アロマキャンドルなどの火を使うインテリアは、リラックス効果が高い光源として広く愛用されていますが、あくまでもハーバリウムは火気厳禁!
ゆらめく火明かりが水に映えるのは分かりますが、ハーバリウムに使われているのは可燃性のオイルですので、ぜったいに火と並べることは避けてください。
また、スポットライトのように強い光もNGです。せっかく加減の効かない直射日光から遠ざけた意味がありません。ハーバリウムのライトアップにオススメなのは、ボトルがレンズのように光の焦点を生み出してしまわないような淡い光です。
せっかく専用のライトを安価に買えるようになったのですから、ぜひ用途に即したものを入手してくださいね。
なんだか怖そうなことを申し上げましたが、身も蓋もない表現をすれば植物と油の入ったガラス瓶なので、ハーバリウムの危険性はトウガラシの沈んだピリ辛のオリーブオイルみたいなものです。
美味しい調味料をテーブルに置いておきたいように、美しい標本を部屋に置いておきたくなるのは、生活を楽したい人にとってごく自然なこと。ぜひ、ご自身のお部屋にぴったりの適切な飾り方を見つけて、お過ごしになる空間を華やげてみてくださいね!
じぶんにピッタリのハーバリウムは
じぶんで作れば間違いなし!
せっかく飾るのなら、自分の好みにぴったり合ったハーバリウムがいいですよね。
そんなときに便利なのが、当店キーラキアーラのハーバリウム制作ワークショップです。
ハーバリウムは「ボトルに花材を詰めて、オイルで満たす」というシンプルな作り方をするインテリア用品ですが、そこにたどり着く前には、何種類もの花材を集めて保管したり、ボトルを殺菌乾燥させておいたり、作業場所を確保したりと、ちょっと煩雑な準備が必要になります。
めんどうな準備は、すべて当店が引き受けます。
手ぶらでご来店いただいて、すぐに楽しく制作をスタートしていただけますし、後片付けすら必要ありません。
講師が取りそろえる50種類以上の花材を自由にご使用いただけますから、使えるプリザーブドフラワーのバリエーションも豊富。おひとりでチャレンジされるより、より多くの選択肢を持っていただくことができます。
浮かんだ疑問をその場でコーディネーターに相談したり、取り扱いや廃棄方法の説明を受けたりできるのも安心ですよね。
もしハーバリウムに挑戦してみたくなったときには、ぜひキーラキアーラにご連絡ください!
完全予約制&少人数制のレッスンをご用意して、お客さまをお待ちしております。
現在は10月~のご予約を受け付け中。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大に関する状況によっては、レッスンの受付を中止することもございますので、予約受付の状況はその都度にご確認ください。