Chira Chiara|キーラキアーラ

サクッと食べたい簡単ごはん in イタリア

前回のイタリア関連ブログ更新から、すっかり時間が開いてしまいましたので、ここは景気づけに、キーラのスタッフが「これは初イタリアひとり旅までに知っておきたかった」と思っている、お役立ち情報を公開しちゃおうと思います。
題して「サクッと食べたい簡単ごはん in イタリア」です!

長距離フライト後のごはん探し問題

大陸を飛び越えるロング・フライトを乗り越えて、やっとたどり着いたイタリア。もうクタクタですよね…。一刻も早くホテルのベッドに倒れ込みたい…。でも空腹のまま寝ちゃうのもミジメなキモチになっちゃうし、なにかサクッとお腹に入れておきたい
そんなとき、どんなチョイスがあるでしょうか?

ちなみにイタリアホテルには、湯沸しポットケトルといった設備があることはですので、持ってきたカップラーメンお味噌汁などは、食べられないことが多いのでご注意を。

スーツケースに忍ばせておくなら、そのまま食べられる栄養補助系のケーキゼリー飲料。ペットボトルならば、お水。もしくはお茶がオススメです。スーパーマーケット自販機でティーも手に入りますが、基本的にイタリアお茶お砂糖入りでかなり甘いものになっています。

1.切り売りピッツァ
イタリアで最もお手軽な買い食いといえば、切り売りピッツァ
空港や駅などのスタンドは、すでに大きさが決まっていて、一切れいくらで売っていることが多い印象です。街中のスタンドでは、目の前で「このくらい?」って切って量り売りしてくれるところもあります。

私たちのよく知っている丸いピッツァを焼いているところも、大きな四角いシート状のパン生地っぽいピッツァを焼いているところもあります。乗せる具材に凝っているお店もあるので、街歩きのときにはいろいろ覗いてみてくださいね!

簡単に食べたいならマルゲリータがおすすめ。トマトソースとバジルとモッツアレラという素朴なピッツァなので、定番メニューらしい安心感があるのも、疲れ果てているときには嬉しいものです。

白くてもちっとフレッシュ感のあるモッツァレラが乗っているものは、マルゲリータ・ブッファラという豪華版の別メニューである可能性が高いのでご注意を。よく知らないと「具の乗ってないのを渡された…(>_<)」と傷ついちゃいますよね。大丈夫です、そのトマトソースと溶けたチーズが混然一体になっているのが、スタンダードのマルゲリータです。おいしいですよ。
おもしろい具材を試したいなら、キーラスタッフの個人的なおすすめは、カルチョーフィ(アーティチョーク)の乗っているやつです。

2.バールのパニーノ
休憩スポットの定番バールは、日本語でいうところのカフェというやつです。夕方になればお酒も出ますが、基本はイタリア人の燃料、お砂糖たっぷりのエスプレッソを補給するところ。軽食を取るのにもGoodです。

カウンターに寄りかかって、立ったまま飲み食いすることが多いバールですが、お店によっては席料別でイスとテーブルの提供があったり、タダで使えるイスがあったりと、設備はお店によってまちまちです。

バールサク飯をするなら、おすすめなのはパニーノ+スプレムータ
パニーノというのはイタリアの基本のサンドイッチのこと。
ただし私たちが「サンドイッチ」と聞いて思い浮かべる、大きなパンを薄切りにして具を挟んだサンドイッチは「トラメッツィーノ」のいうので、ちょっと別もの。これもお店や地方によってパンが違うのですが、ハンバーガーに使うような小さめのパン(ただしもっと固焼き)や、大きめのフランスパンのようなパンが使われることが多いようです。


ハムやチーズが挟んであるパニーノと、その場でオレンジを絞って作ってくれる生絞りジュースのスプレムータを頼めば、なんとなく食のバランスが取れているような気になって、心にも美味しいですよね!
ちなみにバールではペットボトルのお水も買えるので、パニーノテイクアウトしてホテルの部屋で食べるのも、旅行疲れしたときには落ち着きます。

3.ちょっといいバールのお料理
イタリアにはいろんな規模のバールがあるのですが、ちょっと大きなバールの場合には、かなりしっかりしたお料理をテーブルで食べさせてくれるところもあります。そういうバールでは、ショーケースの中に入った作り置き料理を指させば、机に1人分をお皿に盛ってテーブルに運んでくれちゃいます。

よく見かけるメニューは、パスタならラザニアなどのオーブン料理やショートパスタを使った冷製パスタ。ハムやオリーブなどのピクルスが入ったお米のサラダなんかも、酸味が疲れに効きますし、日本人にとってはエキゾチックで面白いところ。(ただしお米のサラダは好き嫌いが分かれそうなので注意)

食文化の豊かさが自慢のイタリアなので、バールのメニューにも他では食べられないものがあったりします。シチリアで食べた冷製クスクスカポナータ(野菜のトマト煮)は絶品でした。

英語のできる上級者さん向け情報としては、ミラノなど大きな街のおしゃれバールでは、一皿にいろいろ乗せたワンプレート(ピアットコンプレート)があることもあります。実際のモノを指さしできない分だけハードルは高いですが、そういうところは英語が通じることが多いので、ぜひウェイターさんにメニューの内容を聞いてみてくださいね。

レストランじゃダメなの?

イタリア語でのレストランは「リストランテ」、もしくは「トラットリア」や「オステリア」といいます。
これらの名前の違いは、価格帯ではなくて、どんな雰囲気を目指しているお店なのかを知る指標になっています。

リストランテだとちょっとエレガントそうだなって思えばいいし、オステリアなら庶民っぽい親しみやすさがあるのかな~っという印象、トラットリアはその中間くらいです。価格帯はお店の前に出してあるメニューでチェックできます。価格の明記されたメニューを表に出していないところは、念のため避けた方がいいでしょう。

伝統的にこうしたレストランは、ゆっくりコース料理を楽しむ、いわゆる「よそ行き」の空間。夕食のために家に帰ってシャワーを浴びることも、珍しくはありません。なのでお店によっては、軽~く1皿で終わらせてしまうのが、ちょっと気まずい感じになってしまうこともあるんですよね。

またピッツァを焼く「ピッツェリア」も日本と違って、レストラン風にテーブルに着くタイプでは、ピッツァひとり一枚が基本。夜しか店を開けないピッツェリアも多いですし、けっこう胃にくるので、長旅に疲れたあとのサク飯にはちょっと不向きなことも。

せっかく美食の国イタリアに行くのですから、ここは彼らの食のTPOを尊重しつつ、サクッとごはんはサクッとごはん向きのお店で、しっかりディナーはしっかりしたレストランで、いろいろ試してみてくださいね♪

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