Chira Chiara|キーラキアーラ

イタリア旅行に必要な「ありがとう」のまとめ

大阪天満橋でひっそり営業中、キーラキアーラです、Ciao!

当店ではイタリアのバッグ工房ARCHI・giana(アルキジャーナ)に、手作りのバッグをセミオーダーで注文できちゃうほか、大流行中のハーバリウム(観賞用植物標本)や「かじってみるだけイタリア語」と題したワークショップを行っております。

夏休みに入って、海外旅行のプロジェクトが始動寸前。
初めてのイタリア旅行に胸をときめかせていらっしゃる方も多いのではないかと思うと、イタリア好きのキーラスタッフまでワクワクしてきちゃうわけです。
今日はそんなイタリア旅行ビギナーの皆さまに、出発前にマスターしておきたいイタリア語NO.1(キーラ調べ)である「ありがとう」のお話をしたいと思います!

イタリア語で「ありがとう」って?

このご時世ですので、検索すればすぐにイタリア語で「ありがとう」にあたる単語が「Grazie」であることは分かるんですよね。

でもそれだけでは、なんとなく不安なのが言語学習というもの…。

Grazie」の発音は「グラーツィエ」

日本語をアルファベット化したときの表記法を「ローマ字」というくらいですから、首都ローマを抱くイタリアの言葉はだいたいローマ字読みでOK。

ローマ字で「ガ行」を作るときの子音は「G」ですよね。
よってローマ字のガ行は「Ga/Gi/Gu/Ge/Go」と表記されます。つまり「G」っていうのは、ガ行を作るときに使う、大げさに言えば「グッ」って詰まる音なわけです。

Grazieのアタマの音は、ラ行の「Ra」の前に「G」を付けた音なので、出る音は「(グ)ラ」くらいのものでしょうか。

上で「イタリア語はだいたいローマ字読み」と言いましたが、ここから先は「Z」が出てくるため「だいたい」の範囲外。日本語だと「Z」は「ザ行」の一部を作るために使いますが、イタリア語だともう少しいろいろなところに出てきます。

「Zie」は一息で「ツィエ」という発音。
「Gra+zie」で、カタカナにすれば「グラツィエ」になります。
※「グラッチェ」にはなりません。

外国語をソレっぽく発音するには、これにアクセントをかけたいところ。
イタリア語は基本的に後ろから2番目の音節(音の切れ目)にアクセントがかかるので、この場合は「Gra+zie」の「+」の部分がポイントになってきます。

イタリア語にも方言がありますから、地方や個人でアクセントのかけかたにはズレがありますが、主な特徴は2通り。
・「グラーツィエ」と伸ばす(北部に多い)
・「グラッツィエ」と跳ねる(南部に多い)

少しオーバーなくらいに話すのが可愛い言語ですので、ぜひ口に出してしっくりきた方を練習して、にっこり笑ってお礼を言えるようにしておきたいですね!

「ありがとう」のバリエーション

旅行ではスタンダード「Grazie」で事足りますが、調べてみるといろんな言い方が出てくるので、どれを選べばいいのか不安になっちゃいますね。
今度は、イタリア語の「ありがとう」を見比べてみちゃいましょう

・Grazie.(グラーツィエ)
どこで使ってもOKなスタンダードの「ありがとう」
レストランのウェイターさんやバスの運転手さんはもちろん、レジ打ちの店員さんにもお会計のあとに「グラーツィエ!」と声をかけてあげるのがイタリア流。けっこう礼儀正しいお国柄なんですよ。
人懐っこいのが国民性なので、隙があれば挨拶隙があればお礼を言って、お互い気持ちよく過ごしたいですね。

・Grazie mille.(グラーツィエ ミッレ)
直訳すると「1,000のありがとう」。
大阪っぽくすると「ほんまありがとー!!」になるので、ぜひ特に親切をしてくれた人に言ってみたい言葉です。誰かが道に迷ったときに助けてくれたり、ドアを開けて置いてくれたりしたら、元気よく「グラーツィエミッレ」と一息に言ってみてくださいね。

・Grazie di tutto.(グラーツィエ ディ トゥット)
訳すと「全てにありがとう」なので、ニュアンスは「いろいろとお世話になりまして」みたいな感じになります。あれこれと親切にしてもらった時に、万感の思いを込めて伝えたい一言です。

他にも「ありがとう」関係の表現はいろいろありますが、旅行前にとりあえずマスターしておきたいのは、この辺りでしょうか。

大事なのは表情と声の調子

正直なところ、日本語はイタリアの観光地でよく耳にする言語のひとつなので、サービス業の人は一通りの挨拶をマスターしてることも多いんですよね。
(ただし観光地の外では英語も通じないことが多いので注意
だからもしも「グラーツィエ」がパッと思い出せなくても、大事なのは明るい声と表情でしっかりお礼を言うことなんじゃないでしょうか。どの言語を話していても、お礼はなんとなく通じるようにできてる…と思うと、なんかロマンチックで素敵じゃないですか?

NOと言う練習も必要

最期にですが、実はイタリア旅行の前に一番しておいて欲しいのは、キッパリと「NO」と言う練習だったりします。

ミラノの大聖堂は壮麗な美しさで有名ですが、大聖堂前の広場はミサンガの押し売りでも有名だったりしますよね。(バラの花やチープなおもちゃ、最近は自撮り棒なんかも目立ちます)(あとスリにもご注意を)

要らないものを押し付けられそうになったら、キッパリと一言
NO, grazie (ノ グラーツィエ)」
日本語の「結構です!」に相当する表現なので、ぜひ覚えていってくださいね。
低めの声で興味なさそうに言うのがオススメ
愛想笑いと睨み付けるのは、煽ってしまうかも知れないので止めておきましょう。

旅行対策 かじってみるだけイタリア講座

キーラキアーラでは「かじってみるだけイタリア語」と題して、旅行に必要なイタリア語とイタリアの豆知識を、1コマ完結のレッスンにぎゅぎゅっと詰め込んだ、完全予約制のワークショップを行っております。

イタリア旅行を控えた方も、旅行の予定はないけれどイタリアについて知りたい方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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