イタリア旅レポ6:カターニア空港からバスで市内へ
キーラキアーラの楽しい旅レポ第六弾!!
やっとシチリアに上陸いたしました!!
前回の旅ブログのラストで、体調不良からヘロヘロになっていたスタッフこけちゃんですが、幸いなことにカターニアのフォンタナ・ロッサ空港に飛行機が着陸するころには、それなりに元気になっておりました。お薬って偉大ですね!!
カターニアの空港から市内のホテルまで
シチリアに飛行機で行こうと思ったら、玄関口は州都パレルモのファルコーネ=ボルセリーノ空港か、シチリア州で2番目の都市カターニアのフォンタナロッサ空港が便利です。
一般的にカターニア空港やフォンタナロッサ空港と呼ばれることが多いですが、地元の有名音楽家の名前をとってヴィンチェンツォ・ベッリーニ空港という名前もついています。
ベッリーニ空港って呼んでる人を見たことはないんですけれど、念のため。
地方の空港だからと侮っていたのですが、2007年に建て替えられたの空港はすっごくモダンで、まだまだキレイでした!!
案内の表示もあちらこちらにあるので、迷子になる心配もなさそうです。
なんでも、カターニアとローマを結ぶ線はイタリアで一番利用者が多いのだそうで、確かに出迎えの人たちで賑やかな様子でした。
大きな街の空港と比べて、利用者のイタリア人率は高めな印象。夏のバカンス・シーズン前だというのに、観光地への到着に浮かれる人よりも、家族との再会を喜んでいたり、やっと着いたぜ~みたいな様子で肩の力を抜いている人の方が多かったような雰囲気がありました。
空港からカターニアの中心地までは、バスかタクシーが便利。
今回は市バスの出している空港⇔市内を循環するALIBUS(アリブス)を利用。
Aliっていえば、イタリア語では「翼の」っていう意味になるので、Ali+bus=ALIBUS(翼のバス)。飛行場に向かうバスにはピッタリのネーミングじゃないですか?
ちなみに、日本語のアルファベット表記を《ローマ字》って言いますよね。
ローマはイタリアの首都。イタリア語って、いわゆるローマ字読みなんです。
例えば、BUS。
BUSって英語で読んだら「バス」になりますけど、イタリア語で読んだら「ブス」。見たとおりに読めばいいし、読んだとおりに書いたらいいんです。英語で挫折したけど、イタリア語とは仲良くなれたっていう人も多いみたいですよ。
さてと、閑話休題といたしまして…。
ALIBUSには公式ホームページもあるので、ぜひそちらもチェックしておきたいところ。いちおう英語には対応しているようです。
空港内の表示にしたがえば、乗り場はすくに見つかりました。
イタリアのバスは、日本と違ってチケットを購入して乗る方式なのですが、ALIBUS のチケットは運転手さんから購入できるので楽ちんです。大きく車体に ALIBUS と書いてあるバスを見つけたら、運転手さんに「ありぶす?」「チェントロ(市街地の中心)?」と声をかけてみるといいと思います。
スリなどは気になるので、あらかじめ少額の交通費をポケットなどに用意しておくといいかも知れません。
ホテル到着までの冒険
公共交通機関で気になることと言えば、なにより「私…ちゃんと正しいバス停で降りられるの…?」ですよね。
この問題については、バスに乗ったら運転手さんのところに行って、あらかじめ紙に現地語で書いておいた目的地の名称を見せながら「ここ行きます?」って訊いておくことが、解決への第一歩。
外国人観光客がバス停の名前を見せてなにか言ったとすれば、ほとんどの人は「このバスってここに行く?」って訊いてるんだろうなぁって思うので、難しいことは言わなくて大丈夫。イタリア語なら「ボレイ アンダーレ クア(ここに行きたいの)」くらい言いながら見せてもGood。まずは「sì(はい)/no(いいえ)」で答えてくれますし、間違ってたらリカバーに向かって動けます。
さらに、声をかけておきさえすれば、運転手さんが「そういや、さっきここで降りるやつがいたよな」って覚えておいてくれることも多々あります。
日本の交通機関ほど、車内放送や表示が発達していないので、勇気を出して人に頼ってみましょう。
運転手さんに頼むのが難しそうならば、近くの乗客さんに助けを求めておくのも手です。また空港バスに乗っている外国人は、だいたい同じような地区に向かっているものなので、観光客っぽい人に声をかけてみるのもオススメです。
避けた方がいいのは、駅や空港の出入り口でずっとぶらぶら暇そうにしている人たち。
理由もなくそんなところにいる人は多くないですよね。何をしてるんでしょうね。パンドラの箱は開かない方が無難なので、そっとしておきましょう。
今回の旅行では、表示に従って歩くだけでスムーズにALIBUSのバス停に到着できましたし、運転手さんも親切で、近くにいた一般のイタリア人乗客さんをスピーカー役にして「次だからなー!」と教えてくれました。グラーツィエ。
キーラのスタッフが今回のお宿に選んだホテルは、上の路線図で黄緑色になっているベッリーニ公園の近くだったので、使うバス停は BELLINI OVESTO 。
声を出して「ベッリーニ・オヴェスト?」と訊いてみてもいいですが、目的地を紙に書いて見せる方をオススメします。
勇気を出して声をかけておけば、だいたい運転手さんが「たしか、ここで降りるヤツがいたよな?」って注意しておいてくれます。
(親切な運転手さんに助けてもらった回数がもうカウントしきれない…!)
カターニアの空港では、もちろんタクシーもお客さんを待っています。
荷物がとても多かったり、到着の時刻や体調などの事情があったり、単にバスより楽ちんにホテルへ移動したいときには、タクシーも便利。必ず白い車体に「TAXI」の表示を出している、正規のタクシーに乗ってください。
イタリアには、いわゆる流しのタクシーはありません。
駅や観光地の近くなどにあるタクシー乗り場を利用するか、お店やホテルで呼んでもらったタクシーに乗るかにしましょう。
(タクシーについては、後日また書けたらと思います)
タクシーに行先を告げるのに便利なので、宿泊先の住所は旅ノートに大きく書いておくとスムーズです。(イタリアの住所の見方についても、また後日)
バス停からホテルまでのあと一息
ホテルの周りの地理は、できるだけ頭に入れてから出国しておきたいところ。
なにせ遠いので、日本からイタリアに着くころには、もう疲れ切っていることが予想されます。そこから地図を開いて「どこだろう?」って考えるのってツライ…。タクシーならば目の前まで乗り付けてくれますが、バスを利用すると自力でホテルを見つけなくてはいけません。
ネット上の地図を駆使して、バス停の近くに目印はないかチェックしておいたり、ホテルに着くまでに通るだろう道の名前をチェックしておいたりしましょう。
最初の一歩の方向が分かっているだけで、気持ちはグッと楽になりますよ!
キーラスタッフが出発前にしておいたシミュレーションは以下の通り↓
「到着したら大きな公園の近くのはず。それを背にして右手に向かいながら、大通りを横切って○本目の道を左に曲がる。通りの名前は Via ………。ホテルの名前は○○」
イタリア語の地図で道の名前をたどるのは難しそうなら、まずはトレーニングとしてエアー京都旅行がおすすめ。
京都の真ん中はイタリアみたいに道に名前が付いているので、日本語で練習ができちゃうわけです。レストランやモニュメントの間を、道の名前を確認しながら「河原町駅から四条通りに出て、京極通りを北に…」とやっておくと、コツが掴めてくると思います。
さて、やっとカターニア市内に到着しましたね。
ヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山が、空港を出てスグから望めるのがカターニアのドラマチックなところ。市街地の向こう側にエトナ山が見える立地なので、移動中は近付いてくる火山に圧倒されちゃいましょう♪
ホテルに到着したら、チェックイン。
ここまでくると、かなりホッとできますよね♪
カターニアでのお宿のことに関しては、また次のブログでお届けしようと思います。